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Eclipseワードラップ用プラグイン

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小さな修正なら、今でもエディタでコーディングをすることも多いけれども、大きなプログラムを扱うときには、主にEclipse を使っています。けれども、長い行を折り返す機能のがないというのが不便に感じるところでした。改行が重要な意味を持つVisual BasicやPythonのような言語でプログラミングするなら、余計な折り返しはしてほしくないという気持ちはわかります。私自身は、HTMLマークアップを使うようになってから、パラグラフを1行で書く習慣がいつの間にかできたような気がします。\(\TeX\)のつもりでパラグラフを書いていたら、ブラウザでは妙なところで改行されていたりして、いわば「教育(去勢)された」ということかもしれません。フォーラムを見ると、少ないながら、行折り返し機能の要望はあるようなのですが、気にしない人も多いようです。由緒正しいエディタであるEmacsやVimはもちろん、Eclipseもまた初期設定では折り返しをしてくれないのです。これがエディタの通常動作ということなのでしょう。

EmacsやVimでは、設定ファイルで、Eclipseはプラグインでワードラップを実現します。

ところが、このプラグイン(Eclipse Word-Wrap)、行番号の表示が狂ったりして、いまいち扱いにくいなぁ、と思っていたら、ちゃんとありました。別のプラグインを開発している人がいらっしゃいました。Florian Weßlingという方です。ドメインからするとドイツの方ですが、「フロリアン・ヴェスリンク」と読むのでしょうか。Eclipse のCommunity Forumを見ていたら、彼の書込みがあって、知りました。現在は、Keplerでも使えるものが配布されています。彼のページはhttp://dev.cdhq.de/eclipse/です。

プラグインの配布は、Eclipse Word-Wrap Plug-Inで行われています。説明ページのスクリーンショットを見れば一目瞭然ですから、ここでは画像を載せませんが、そうなってほしいなぁという通りに表示されます。

Florian Weßlingさんは\(\LaTeX\)使いなので、スクリーンショットは TeXlipseのソースコードになっています。\(\TeX\)では、パラグラフの中の改行は自由にできるので、書くときには特にワードラップしなければ困るということはないと思うのですが、不思議なものですね。そんな人からワードラップ用プラグインが出てくるのですから。たぶん、\(\TeX\)のエラーコンソールから一発でソースの該当箇所に飛ぶときに(TeXlipseならそれくらいできるでしょう、たぶん)、イライラしたことがあったのではないかと想像しますが、わかりません。

導入方法は配布ページで説明されている通りなので、ここでは書きませんが、使ってみると、ちゃんと行番号と改行があっているし、キー操作でトグルできるので、たいへん快適な使い心地です。

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2013-10-19 追記

使い心地はいいのですが、問題点が一つありました。Emmet を使っていると、Expand Abbreviation が動きません。これは参ります。Word-Wrap プラグインのファイルを削除すると、Emmet はちゃんと動作するので、明らかに Word-Wrap プラグインが原因です。

作者の Florian Weßling さんにメールで報告しました。

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2013-10-23 追記

Weßling さんから報告をもらいました。「問題については認識しているけれども、まだ解決策を見つけられていません。次のリリースで何ができるか見るようにします」とのことです。Java Master のみなさん、Eclipse Master のみなさん、修正案を思いついたら協力しましょう。