WordPress3.7alpha開発開始を機に、頼まれもしない予想をする

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注意: 1950年代、60年代のジャズを知らない人には、まったく意味不明な記事です。

WordPressのSubversionリポジトリのtrunkが3.7alphaバージョンになっています。どうやら、MysqliやPDOの採用はまだないようです。3.8と平行開発という話しもありますから、Linuxカーネルのように、安定版と実験的機能を試す版を分けて開発する体制になるようです。3.8のリリース予定次期(3.7の2か月後)から考えて、Linuxの偶数バージョンと奇数バージョンのような感じになるではないでしょうか。まだ3.8のブランチはないようです。

WordPress3.6のコードネーム(*1)はオスカー・ピーターソンでした。バージョン1.0以来、WordPressは、それぞれのマイナー・バージョンにジャズ・ミュージシャンの名前をつけているのは周知のことと思いますが、それでは、次期バージョンの3.7および3.8は、誰か? というのを予想してみました(*2)

  1. リリースバージョンにつけられる名前だから、コードネームと呼ぶのは変なのですが…
  2. 忙しくて、しかも暑いので、現実逃避モードです… 🙁

歴代のバージョンをまとめると、下の表のようになります。ウィキペディアのWordPressも、その英語版WordPressも、バージョン1.0をあげていませんが、CodexのWordPress Versionsおよびその日本語版WordPress Versionsでは、1.0マイルス・ディヴィスのほか、1.0.2アート・ブレイキーも入っています。2.0.5は、ミュージシャンではないので、例外として、ここでは考えません。

WPバージョン ミュージシャン 生年-没年 楽器
1.0 マイルス・デイヴィス 1925-1991 トランペット
1.0.2 アート・ブレイキー 1919-1990 ドラムス
1.2 チャールス・ミンガス 1922-1979 ベース
1.5 ビリー・ストレイホーン 1915-1967 ピアノ
2.0 デューク・エリントン 1899-1974 ピアノ
2.0.5 Ronan Boren
2.1 エラ・フィッツジェラルド 1917-1996 ボーカル
2.2 スタン・ゲッツ 1927-1991 テナー・サックス
2.3 デクスター・ゴードン 1923-1990 テナー・サックス
2.5 マイケル・ブレッカー 1949-2007 テナー・サックス
2.6 マッコイ・タイナー 1938- ピアノ
2.7 ジョン・コルトレーン 1926-1967 テナー/ソプラノ・サックス
2.8 チェット・ベイカー 1929-1988 トランペット
2.9 カーメン・マクレエ 1920-1994 ボーカル
3.0 セロニアス・モンク 1917-1982 ピアノ
3.1 ジャンゴ・ラインハルト 1910-1953 ギター
3.2 ジョージ・ガーシュイン 1898-1937 作曲家
3.3 ソニー・スティット 1924-1982 テナー/アルト・サックス
3.4 グラント・グリーン 1935-1979 ギター
3.5 エルヴィン・ジョーンズ 1927-2004 ドラムス
3.6 オスカー・ピーターソン 1925-2007 ピアノ

ざっと見た感じでは、だいたいみな同じような世代です。モダン・ジャズ自体、この年代の演奏家たちが作り、聞き手の耳がそれに慣れるのと平行して普及していったものですから、当然といえば当然なのですが、あらためてモダン・ジャズの「若さ」がわかります。20世紀が経験した2つの世界大戦の間に生を受けた才能ある青年たちが、ほんの少しの間にビバップからハードバップを経て、フリー・ジャズまで経験してしまったわけです。なお、1901年生まれのルイ・アームストロングは父親くらいの年齢になりますが、WordPressに付属のプラグイン、Hello Dollyがあるので、ここには出てこないようです。

バージョン1.0が、チャーリー・パーカーではなくて、マイルス・ディヴィスから始まるというは、多くの人が納得すると同時に、それ以降の人選を規定したと言ってもいいかもしれません。それでも、次がアート・ブレイキーでしたから、ここからチャーリー・パーカー、ディジー・ガレスピーという選択もあったと思いますが、チャーリー・ミンガスを選んじゃったので、もうチャーリーはないのでしょうね。

ビッグバンドを率いたデューク・エリントン、ギタリストのジャンゴ・ラインハルト、作曲家のジョージ・ガーシュインが若干異質だけれども、全体的には、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーンを中心としたメンバといってもいいと思います。マイルスと共演、あるいはバンドに在籍した人が多いし、コルトレーン・カルテットからは、本人を含めてすでに三人が登場しています(あとはベーシストのジミー・ギャリソンのみ)。4ビートジャズを演奏する人たちがほとんどなので、『ビッチズ・ブルー(Bitches Brew)』以降にマイルスと共演した人は、可能性が薄いですね(ウェイン・ショーターは微妙です)。

ちなみに、楽器別の人数を集計すると、下のようになります。

楽器 楽器 楽器
トランペット 2 ピアノ 5 ドラムス 2
ベース 1 ギター 2 テナー/アルト・サックス 5
ボーカル 2

うーん、サックス奏者とピアニストが多いですねぇ。トロンボーン奏者がいないのは、ビッグバンド以外ではあまり活躍の場がなかったからでしょうが、J・J・ジョンソンにリーダーアルバムが少なかったこともあるかもしれませんね。ピアニストがすでに5人もいては、ビル・エヴァンスの登場も当分ないということでしょうか。エルヴィン・ジョーンズ、オスカー・ピーターソンときたら、ソニー・ロリンズという名前が浮かぶけれども、サックス奏者が5人もいて、ロリンズが出てこないというのは、彼は選ばないという表明のようにも考えられますし、単純に「ソニー」がもう使えないというだけかもしれません。それでもロリンズとスティットの比較はあったはずなので、スティットの方を選んだということでしょう。

存命の人がマッコイ・タイナーだけというのも気になります。鬼籍に入ったミュージシャンへのオマージュのリストとも考えられるからです。また、ギタリストがすでに2人いるというのもちょっと驚きです。チャーリー・クリスチャンはファースト・ネームがミンガスとかぶってしまうので、使えなかった可能性があります。ウェス・モンゴメリー、ジョー・パス、ジム・ホールなどは候補になりそうです(ジム・ホールは存命)。

デューク・エリントンが出てしまいましたから、グレン・ミラー、ベニー・グッドマン、カウント・ベイシーは当分はないのかもしれません。ミラーとグッドマンはそれぞれ、初のトロンボーン奏者、初のクラリネット奏者となりますし、「グレン」も「ベニー」もまだないので、おもしろいとは思うのですが…コルトレーンの『アセンション』以降というのも微妙ですね。ばりばりのフリー、あるいはそれに近い人が一人もいないことは一目瞭然ですから。実験バージョンの3.8がオーネット・コールマンと呼ばれたら月並みでしょうか。同様に、ハンニバル・マーヴィン・ピーターソンなども外れるでしょう。こう考えてくると、このリストは、ハードバップでジャズに目覚めた人が作っているとも見えてきます。

ベーシストが1人しかいないというのも、気になりますね。しかも、その1人がミンガスですからねぇ。いわゆるベーシストがほしい気もします。マイルスのバンドからなら、ポール・チェンバース、ロン・カーターですが、ジミー・ギャリソンでコルトレーン・カルテット完成というのもなきにしもあらずです。

さて、きりがないので、そろそろ予想に入りましょうか。

バージョン3.7および3.8のロードマップは下のように発表されています。

バージョン リリース予定
3.7 1013年10月
3.8 2013年12月

1950年代、60年代の演奏家で、既に亡くなっている人、さらにアート・ペッパーのように既出の人と呼び名が同じ人は外すことにして、こんなのでどうでしょう。

バージョン 本命◎ 対抗○ 単穴▲ 連下△
3.7 ポール・チェンバース ウェス・モンゴメリー ディジー・ガレスピー クリフォード・ブラウン
3.8 レッド・ガーランド ビル・エヴァンス エリック・ドルフィー キャノンボール・アダレイ

実際に名前を入れてみると、普通になってしまいますね。やはり音楽家は、その演奏を「聴く」ものであって、名前がどうこうとうい存在ではないようです。それぞれのプレーヤーは個性的な演奏をする人たちばかりですから、ぜひ実際に聴いてみてください。

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